油研工業は、売上横ばいで利益に波はあるものの、
毎期しっかり黒字を確保しており、
財務体質も自己資本比率50%近くと比較的堅実です。
派手さはないものの、長期保有の安心感がある企業です。
■保有状況
買付日 : 2022/05,2022/11(追加購入)
数量 : 200株
取得単価 : 1,795.5円
■油研工業とは
油圧機器専業メーカー
1929年(昭和 4年)創業
地域別売上比率(2026/3期)は
日本 :38.7%
インド:24.7%
中国 :19.8%
その他:16.8%
■油研工業(株)(東証STD、6393)の
主な指標(2026/8/7現在)
● 株価 :3,095円
● PER :11.00倍
● PBR :0.46倍
● ROE :4.24%
● 1株配当(予想):150円
● 配当利回り(予想):4.85%
● 時価総額:140億円
高配当で、PBRは0.5倍を下回る割安水準。
PERも11倍と割高感はありません。
一方、ROEは4%台と、収益性には課題があります。
■配当金推移
| 年度 | 中間(円) | 期末(円) | 合計(円) | 分割調整(円) | 配当性向(%) |
| 2017年3月期 | 0 | 7 | 7 | 70 | 45.2% |
| 2018年3月期 | 0 | 80 | 80 | 80 | 24.0% |
| 2019年3月期 | 0 | 80 | 80 | 80 | 25.4% |
| 2020年3月期 | 0 | 80 | 80 | 80 | 52.5% |
| 2021年3月期 | 0 | 80 | 80 | 80 | 50.4% |
| 2022年3月期 | 0 | 90 | 90 | 90 | 27.9% |
| 2023年3月期 | 0 | 100 | 100 | 100 | 29.7% |
| 2024年3月期 | 0 | 105 | 105 | 105 | 52.6% |
| 2025年3月期 | 0 | 150 | 150 | 150 | 46.0% |
| 2026年3月期 | 60 | 90 | 150 | 150 | 52.7% |
| 2027年3月期(予) | 60 | 90 | 150 | 150 | 53.3% |
※2017年9月末の1:0.1株式併合に伴い、
分割調整後の1株配当で記載・比較しています。
長期で見ると配当金は増配傾向があります。
配当方針は「配当性向50%程度を基準」としており、
2025年3月期に150円へ増配して以降、2026年3月期、
2027年3月期予想も150円を維持しています。
■業績推移
| 年度 | 売上(億円) | 営利(億円) | 当期利益(億円) | EPS(円) |
| 2017年3月期 | 259 | 13.5 | 6.55 | 154.77 |
| 2018年3月期 | 295 | 21.9 | 14 | 333.96 |
| 2019年3月期 | 300 | 21.3 | 12.9 | 314.4 |
| 2020年3月期 | 262 | 12.1 | 6.25 | 152.28 |
| 2021年3月期 | 231 | 6.17 | 6.51 | 158.74 |
| 2022年3月期 | 292 | 16.8 | 13.2 | 322.94 |
| 2023年3月期 | 287 | 11.3 | 13.7 | 337.22 |
| 2024年3月期 | 295 | 13.8 | 7.86 | 199.68 |
| 2025年3月期 | 335 | 19.2 | 12.5 | 325.87 |
| 2026年3月期 | 329 | 17.3 | 10.4 | 284.38 |
| 2027年3月期(予) | 345 | 17.5 | 10 | 281.17 |
売上は300億円前後で推移しており、大きな成長は見られません。
利益には年度によって波があります。
■2027年3月期1Q決算(2026/8/7発表)
前年同期比で
売上は微増(1.2%)
営業利益は減益(△7.7%)
順利益は微減(△4.8%)
アジアの利益率が低下
というややまちまちな内容でした。
悪くはないが、強くもない、という印象です。
特にアジア事業は売上こそ伸びたものの、
利益率が前年から低下しており、
ここが今回の決算の気になるポイントです。
■財務状況(2026/3期)
●自己資本比率:48.2%
●総資産:487億円
●純資産:277億円
●有利子負債:108億円
自己資本比率は50%近くあり、財務は比較的安定しています。
■投資判断とまとめ
油研工業は、財務が比較的安定、高配当で、
長期保有の安心感はある企業です。
一方で、成長性は高くなく、
今回(2027/3期)の1Qも強さは感じずらく、
アジア事業の利益率低下も見られました。
私の場合は、購入額に対する配当利回りが8%を超えています。
この利回りだと、銀行の定期預金はもちろん
海外債券でさえほぼありません。
今後は「アジアの利益率の持ち直し」と
「PBR1倍割れ改善に向けた追加還元」に注目しつつ、
じっくり保有を継続したいと思っています。

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