[6393]油研工業 利回り4.85%、PBR0.46倍の割安株を考察

高配当株

油研工業は、売上横ばいで利益に波はあるものの、
毎期しっかり黒字を確保しており、
財務体質も自己資本比率50%近くと比較的堅実です。
派手さはないものの、長期保有の安心感がある企業です。

保有状況
 買付日 : 2022/05,2022/11(追加購入)
 数量 : 200株
 取得単価 : 1,795.5円

油研工業とは
 油圧機器専業メーカー
 1929年(昭和 4年)創業

 地域別売上比率(2026/3期)は
  日本 :38.7%
  インド:24.7%
  中国 :19.8%
  その他:16.8%

油研工業(株)(東証STD、6393)の
 主な指標(2026/8/7現在)

 ● 株価 :3,095円
 ● PER :11.00倍
 ● PBR :0.46倍
 ● ROE :4.24%
 ● 1株配当(予想):150円
 ● 配当利回り(予想):4.85%
 ● 時価総額:140億円

 高配当で、PBRは0.5倍を下回る割安水準。
 PERも11倍と割高感はありません。
 一方、ROEは4%台と、収益性には課題があります。

配当金推移

年度中間(円)期末(円)合計(円)分割調整(円)配当性向(%)
2017年3月期0777045.2%
2018年3月期080808024.0%
2019年3月期080808025.4%
2020年3月期080808052.5%
2021年3月期080808050.4%
2022年3月期090909027.9%
2023年3月期010010010029.7%
2024年3月期010510510552.6%
2025年3月期015015015046.0%
2026年3月期609015015052.7%
2027年3月期(予)609015015053.3%

※2017年9月末の1:0.1株式併合に伴い、
 分割調整後の1株配当で記載・比較しています。

 長期で見ると配当金は増配傾向があります。
 配当方針は「配当性向50%程度を基準」としており、
 2025年3月期に150円へ増配して以降、2026年3月期、
 2027年3月期予想も150円を維持しています。

業績推移

年度売上(億円)営利(億円)当期利益(億円)EPS(円)
2017年3月期25913.56.55154.77
2018年3月期29521.914333.96
2019年3月期30021.312.9314.4
2020年3月期26212.16.25152.28
2021年3月期2316.176.51158.74
2022年3月期29216.813.2322.94
2023年3月期28711.313.7337.22
2024年3月期29513.87.86199.68
2025年3月期33519.212.5325.87
2026年3月期32917.310.4284.38
2027年3月期(予)34517.510281.17

 売上は300億円前後で推移しており、大きな成長は見られません。
 利益には年度によって波があります。

2027年3月期1Q決算(2026/8/7発表)
 前年同期比で
 売上は微増(1.2%)
 営業利益は減益(△7.7%)
 順利益は微減(△4.8%)

 アジアの利益率が低下
 というややまちまちな内容でした。
 悪くはないが、強くもない、という印象です。

 特にアジア事業は売上こそ伸びたものの、
 利益率が前年から低下しており、
 ここが今回の決算の気になるポイントです。

財務状況(2026/3期)
 ●自己資本比率:48.2%
 ●総資産:487億円
 ●純資産:277億円
 ●有利子負債:108億円

 自己資本比率は50%近くあり、財務は比較的安定しています。

投資判断とまとめ
 油研工業は、財務が比較的安定、高配当で、
 長期保有の安心感はある企業です。

 一方で、成長性は高くなく、
 今回(2027/3期)の1Qも強さは感じずらく、
 アジア事業の利益率低下も見られました。

 私の場合は、購入額に対する配当利回りが8%を超えています。
 この利回りだと、銀行の定期預金はもちろん
 海外債券でさえほぼありません。

 今後は「アジアの利益率の持ち直し」と
 「PBR1倍割れ改善に向けた追加還元」に注目しつつ、
 じっくり保有を継続したいと思っています。

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