[9658]ビジネスブレイン太田昭和 15年連続増配・10年でEPS7倍の高配当株

株主優待

2026年は「AIに仕事を奪われる」のではなく、
「AIにSaaSが仕事を奪われる」とまで言われるようになりました。

ソフトウェア企業への見方が変わる中、
それでも私が保有を続けているのがビジネスブレイン太田昭和です。

今回は、この企業の強み・成長性・AI時代の立ち位置を整理してみました。

保有状況
 買付日 : 2024/09
 数量 : 600株
 取得単価 : 620円
 ※2026年3月末を基準に3分割調整済み

ビジネスブレイン太田昭和とは
 大手監査法人のグループ企業から独立した経緯があり、
 会計システムの導入コンサルティング、設計・開発、定着に
 強みがあるソフトウェア会社

(株)ビジネスブレイン太田昭和(東証PRM、9658)の
 主な指標(2026/8/4現在)

 ● 株価 :1,002円
 ● PER :11.45倍
 ● PBR :1.05倍
 ● ROE :9.17%
 ● 1株配当(予想):47円
 ● 配当利回り(予想):4.69%
 ● 時価総額:349億円

 PERは15倍を割れていて割安。
 ROE9%は安定した収益を確保していると言えるかと思います。

株主優待
 権利確定月 3月末日
 保有継続期間1年を超えた株主へ、オリジナル クオ・カード
 300株以上 3,000円相当
 900株以上 5,000円相当

今年貰ったクオカードです。大事に使いたいと思います!

配当金推移

年度中間(円)期末(円)合計(円)分割調整(円)配当性向(%)
2017年3月期151530537.9%
2018年3月期17.517.5355.8327.3%
2019年3月期2020406.6723.4%
2020年3月期2530559.1723.3%
2021年3月期1515301022.7%
2022年3月期1629451530.0%
2023年3月期2226481630.9%
2024年3月期363975256.1%
2025年3月期3741782636.4%
2026年3月期66.568.51354548.9%
2027年3月期(予)23.523.5474752.3%

※2020年6月末に2分割、2026年3月末に3分割に伴い、
 分割調整後の1株配当で記載・比較しています。

 15年連続増配、今期も増配予定
 配当性向は直近増えつつあります。

 配当方針:株主資本配当率(DOE)の5%を基本とする

 業績のブレがあっても減配しにくい構造です。

業績推移

年度売上(億円)営利(億円)当期利益(億円)EPS(円)
2017年3月期2308.174.413.19
2018年3月期23511.67.3321.35
2019年3月期24817.29.9428.46
2020年3月期28422.114.641.61
2021年3月期2922215.543.99
2022年3月期32327.417.850.05
2023年3月期37132.118.451.79
2024年3月期342207141408.02
2025年3月期38828.724.771.48
2026年3月期42132.629.992.02
2027年3月期(予)43634.328.989.14

 2024年3月期は、子会社の株式売却により、営業利益、純利益が大幅増。
 2024年3月期の一時的要因を省いても、売上、純利益は増加傾向にあります。

 注目すべきは、
 日本の時価総額349億円の企業で、10年でEPS約7倍。

 この成長率だけ見ると、
 世界的な成長株にも引けを取らない水準です。

 ビジネスブレイン太田昭和は、まだ時価総額も小さく、
 今後の成長は約7倍とはいかなくても、
 大きく伸びる可能性はありうると考えています。

SaaSの死について
 「SaaSの死」とは、SaaS企業がなくなるという意味ではなく、
 AIエージェントがSaaSを操作する時代への変化を表した言葉です。
 ソフトウェア企業はビジネスモデルの再設計が必要になります。

 Anthropic社の「Claude Cowork」の登場により、
 AIが複数のSaaSを横断的に操作し、
 人間の介入なしで業務を完結できる可能性が示されたことが
 市場に大きな衝撃を与えました。
 これにより、今年(2026)に入り、
 日本でもソフトウェア企業が大きく売られる
 状況が発生しました。

 ビジネスブレイン太田昭和は、単なるSaaSベンダーではなく、
 「現場の会計業務や複雑な個別フローに入り込んで
 導入・定着支援(およびBPO)を行う企業」です。
 AIが進化しても「人間の業務プロセス整理」や
 「機密データの扱い・安全なシステム構築」という
 泥臭いコンサルティング・SI領域のニーズは残りやすいため、
 「SaaSツール単体よりもAI時代の恩恵(AIを組み込んだ支援提案)を
 受けやすいポジションにあります。

 さらにAIを活用した高付加価値型ビジネスへの転換を急いでいます。
 事業報告書には、AI活用の具体的な投資テーマが列挙されています。
 もともとDXやRPA導入支援を強みとしてきた企業です。

 AIはそれらと親和性が高く、
 既存顧客への提案力も活かせるため、
 私はAI時代でも十分戦える企業だと考えています。

※用語補足
 SaaS:ブラウザからログインするだけで使えるソフトウェア。
    BBSはSaaS単体ではなく、導入・定着支援まで含めた
    現場密着型のビジネスが強み。
    AIがSaaSを横断操作する時代でも、こうした実務寄りの支援は残りやすい。

 BPO:自社のノンコア業務を外部の専門事業者に任せる仕組み。
    BBSは会計領域のBPOを提供しており、
    機密情報の扱いや業務整理など
    AIだけでは代替しにくい領域で価値を発揮する。
  
 DX:デジタル技術を使って、企業の業務プロセスや文化を根本的に変革すること。
    BBSは会計システム導入や業務改善の実績が長く、DXの現場実装に強みがある。

 RPA:人間がPCで行う定型作業をソフトウェアロボットが自動化する技術。
   BBSはRPA導入支援の経験が豊富で、AIとの親和性が高い領域。
    既存顧客へのAI提案にもつながる。

財務状況(2026/3期)
 ●自己資本比率:63.4%
 ●総資産:485億円
 ●純資産:312億円
 ●有利子負債:33億円

 総資産に対する有利子負債も低く、
 自己資本比率63.4%と財務も優良です。

 更に持分法適用会社のグローバルセキュリティエキスパート[4417]の株を
 約39%保有しています。※以降GSXと記載

 GSXの時価総額(2026/8/4)は約641億円であり、
 市場価値ベースでは持分は約250億円に相当します。

 一方、2026/3期の貸借対照表では「持分法投資」は
 175億円で計上されています(他の持分法適用会社も含む)。

 持分法投資は取得原価に持分利益などを加減して計上されるため、
 GSXの株価上昇がそのまま貸借対照表へ反映されるわけではありません。

 このため、市場価値という観点では、
 貸借対照表から受ける印象以上の資産価値を
 持っている可能性があると考えています。

投資判断とまとめ
 ビジネスブレイン太田昭和は、機密情報や個人情報を取り扱っており、
 漏洩等の情報セキュリティリスクや、景気変動、価格競争、
 AIの波に乗れるか等のリスクはあります。
 一方で、現在も高配当で、
 過去10年でEPS約7倍と超優秀な成長をしています。
 時価総額はまだ小さく、私は今後も成長する可能性はあると見ています。
 AI時代への対応力を確認しながら、
 今後も配当・優待を楽しみつつ長期保有していきたいと思います。

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