PANWは世界No1のサイバーセキュリティ企業で、長期的には非常に有望。
ただし直近1ヶ月で株価が1.5倍になり、短期的には過熱感が強い。
私は買い増しペースを落としつつ、押し目で拾う戦略に変更します。
■保有状況
買付日 : 2026/2から少しずつ購入
数量 : 11
取得単価 :$165.64
■パロアルトネットワークスとは
パロアルトネットワークス(Palo Alto Networks、PANW)は、
世界シェアNo.1のサイバーセキュリティ企業です。
2005年に元チェックポイントのエンジニアが創業し、
「次世代ファイアウォール(NGFW)」という新しい概念を生み出したことで急成長しました。
現在は、ネットワーク・クラウド・エンドポイントを統合した世界最大級のセキュリティプラットフォーム企業へと進化しています。
■パロアルトネットワークス(NASDAQ、PANW)の主な指標(2026/5/22現在)
● 株価 :$260.58
● PER(実):140.5倍
● PBR :21.8倍
● ROE(実):16.3%
● 1株配当(予想):$0
● 配当利回り(予想): 0%
● 自己資本比率:33.2%
● 時価総額:212,630百万USD
ここ一ヶ月で、主にアナリストの相次ぐレーティング引き上げによって
モメンタムに乗り、株価が約1.5倍になりました。
私は、これからどんどん買増していこうと思っていたので、
複雑な思いです。
できれば私が100~200万円分買った後にモメンタムに乗って欲しかった。。
■業績推移
| 決算期 | 売上高(百万USD) | 営業利益(百万USD) | 当期利益(百万USD) | EPS(USD) |
| 2016年7月期 | 1,379 | -190 | -226 | -0.43 |
| 2017年7月期 | 1,762 | -180 | -217 | -0.4 |
| 2018年7月期 | 2,273 | -129 | -148 | -0.27 |
| 2019年7月期 | 2,900 | -54 | -82 | -0.15 |
| 2020年7月期 | 3,408 | -179 | -267 | -0.46 |
| 2021年7月期 | 4,256 | -304 | -499 | -0.86 |
| 2022年7月期 | 5,502 | -189 | -267 | -0.45 |
| 2023年7月期 | 6,893 | 387 | 440 | 0.64 |
| 2024年7月期 | 8,028 | 684 | 2,578 | 3.64 |
| 2025年7月期 | 9,222 | 1,243 | 1,134 | 1.6 |
| 2026年7月期(予) | 11,298 | - | 2,839 | 2.8 |
※2026年7月期はアナリスト予想
※3Qの決算発表日は2026年6月2日予定です。
●売上は10年で約8倍
●2023年に営業利益が黒字化
●2024年営業利益が急増(サブスクのスケール効果)
2023年に営業利益が黒字化し、以降営業利益が急増しています。
サブスク化によって売上の積み上がりが進み、
固定費を吸収し始めたことで利益率が改善しています。
■SaaS企業のライフサイクルから考えるパロアルトネットワークスの現在地
SaaS企業の典型的なライフサイクルはこうです:
①高速成長期(売上が爆増、利益は出ない)
②利益率改善期(売上成長は鈍化、利益が急増)
③安定期(売上成長10%前後、利益は高水準で安定)
※SaaS企業の成長は「売上が先に伸びて、利益は後からついてくる」という形になります。
PANW は今 ②の真ん中 にいます。
●将来像(願望)
短期(1〜2年):営業利益率 20%台へ
中期(3〜5年):営業利益率 30%前後
長期(5〜7年):営業利益率 30〜35%(SaaS大手の成熟水準)
※2025年7月期の営業利益率13.5%
■3つの指標から考える今買っていいのか
① PSR(売上倍率)
PSR 10〜12:買い増ししやすいゾーン(過去の押し目)
PSR 14〜15:やや割高(慎重ゾーン)
PSR 16以上:過熱(短期で買いにくい)
※PSR = 時価総額 ÷ 年間売上高
→PSR 18.8倍(今期のアナリスト予想売上で)
判定×(過熱)
② 株価の乖離率(25日線・50日線)
25日線から +10% 以上乖離 → 過熱(買い増しは危険)
25日線まで戻る → 健全な押し目
50日線付近 → 絶好の押し目(過去のPANWはここで反発しやすい)
→25日線から +27% 乖離
判定×(過熱)
※25日線等は TradingView などで確認できます。
(無料版でもMAリボンの設定変更で25日線も表示できます)
③ 決算のガイダンス
RPO +15%以上 → 長期テーマは強い(押し目は買いやすい)
RPO +10%以下 → 成長鈍化の懸念(買い増しは慎重)
※RPO:Remaining Performance Obligation(残存履行義務)
(すでに契約済みの未来の売上)
→2026/01 Q2でRPO +23% (YoY)
判定◎(長期テーマは強い)
纏めると、
●短期は過熱(PSR18.8、25日線+27%)
●長期はテーマ強い(RPO+23%)
以上より短期:待ち、長期:強気継続 という結論です。
■投資判断とまとめ
PANWは長期テーマが強く、押し目が来れば積極的に拾いたい銘柄です。
ただし最大のリスクは、成長率鈍化による高PER・高PSRの急速な修正があります。
過熱感が強い今は、焦らず次のチャンスを待つ時間だと考えています。

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