アメリカの高配当株の中でも、アルトリア・グループ(MO)は
特に配当の安定感で知られる企業です。
紙巻きたばこ市場が縮小する中でも、値上げとブランド力で
利益を積み上げ、56年連続増配 を続けてきました。
今回は、私が長期で保有しているアルトリアについて、
最新の業績や配当方針を整理しながら、改めて魅力をまとめてみました。
■保有状況
買付日 : 情報が見つからず不明
数量 : 350
取得単価 :$52.52
■アルトリア・グループとは
アメリカで紙巻きたばこを中心に製造・販売する企業。
2008年には国際部門をスピンオフし、現在の
フィリップ・モリス・インターナショナル(PM) が誕生しました。
■アメリカのたばこ市場の現状
世界全体では
●紙巻きたばこ:緩やかに減少
●加熱式たばこ:増加
→ トータルでは微増
一方アメリカは
●紙巻きたばこ:緩やかに減少
●加熱式・電子たばこ:規制が強く、普及は限定的
アルトリアの主力は紙巻きたばこですが、
値上げによって売上・利益は緩やかに成長しています。
※たばこは依存性が高く、値上げしても販売数量が急減しにくい
■アルトリア・グループ(NYSE、MO)の主な指標(2026/5/27現在)
● 株価 :$72.11
● PER(実):15.4倍
● PBR :-倍 ※債務超過
● ROE(実):-% ※債務超過
● 1株配当(予想):$4.24
● 配当利回り(予想):5.86%
● 自己資本比率:-% ※債務超過
● 時価総額:120,420百万USD
たばこ会社あるある:債務超過×高配当
※ブランド力と安定キャッシュフローが強いため、
借入を活用して高配当を続ける企業が多い
■業績推移
| 決算期 | 売上高(百万USD) | 営業利益(百万USD) | 当期利益(百万USD) | EPS(USD) | 配当(USD) |
| 2016年12月期 | 19,337 | 8,941 | 14,239 | 7.28 | 2.35 |
| 2017年12月期 | 19,494 | 9,589 | 10,222 | 5.31 | 2.54 |
| 2018年12月期 | 19,627 | 9,498 | 6,963 | 3.68 | 3 |
| 2019年12月期 | 19,796 | 10,485 | -1,293 | -0.7 | 3.28 |
| 2020年12月期 | 20,841 | 10,869 | 4,467 | 2.4 | 3.4 |
| 2021年12月期 | 21,111 | 11,560 | 2,475 | 1.34 | 3.52 |
| 2022年12月期 | 20,688 | 11,919 | 5,764 | 3.19 | 3.68 |
| 2023年12月期 | 20,502 | 11,547 | 8,130 | 4.57 | 3.84 |
| 2024年12月期 | 20,444 | 11,630 | 11,264 | 6.54 | 4 |
| 2025年12月期 | 20,139 | 12,035 | 6,947 | 4.12 | 4.16 |
| 2026年12月期(予) | 20,609 | - | 9,485 | - | 4.24 |
※2026年12月期はアナリスト予想
●営業利益は 10年で年平均 +3.5%
●配当は 年平均 +6%
●配当成長が利益成長を上回るのは自社株買いの効果
ただし近年はキャッシュ余力が減ってきており、
今後の配当成長率は営業利益と同じ3〜4%程度に落ち着くと予想しています。
それでもFIRE民からすると
●インフレ以上の増配
●配当は使っても翌年増える
というありがたい銘柄であることは変わりません。
■配当方針
アルトリアは調整後EPSの80%を配当とする方針。
通常EPSは
●控訴関連費用
●JUUL(電子たばこ企業)投資の減損
などでブレが大きいため、
調整後EPSを基準にするのは合理的です。
※調整後EPS:通常のEPSから一時的・異常な特別損益を除外したもの。
■投資判断とまとめ
アメリカでは紙巻きたばこが減少傾向にあり、
訴訟リスクも常に存在します。
それでも
●マルボロという圧倒的ブランド
●値上げによる利益成長
●56年連続増配という実績
これらを考えると、今後も緩やかな成長と安定した配当が期待できる企業です。
私はたばこ銘柄が好きで、
フィリップモリス、JT、ブリティッシュアメリカンも保有しています。
好き嫌いが分かれるセクターですが、
配当を受け取りながら長期で育てるという意味では、
アルトリアは非常に魅力的な銘柄だと感じています。

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