この記事で分かること
●株価が2年横ばいの3つの理由
●それでも割安と考える根拠
●マイクロソフトの隠れた本業=セキュリティの実力
●今後の成長ドライバー(Azure / Microsoft 365 / Copilot)
■保有状況
買付日 : 2021年から少しずつ購入中
数量 : 21
取得単価 :$412.61
取得単価は412ドルと高めですが、
今後もEPSが成長と見込んで少しずつ買い増ししています。
また、円ベースでは、円安により更にプラスの含み益です。
■マイクロソフト(NASDAQ、MSFT)の主な指標(2026/5/19現在)
● 株価 :$417.42
● PER(実):25.2倍
● PBR :7.6倍
● ROE(実):34.0%
● 1株配当(予想):$3.64
● 配当利回り(予想): 0.9%
● 自己資本比率:55.5%
● 時価総額:3,100,777百万USD
PER25.2倍は、少なくとも過去5年の安値圏となっています。
自己資本比率が高く財務面は盤石。
※米国巨大企業では異例の高さ
ROEも34.0%と世界トップクラスの収益性成長が続いています。
※日本企業の平均は約8〜10%
■業績推移
| 決算期 | 売上高(百万USD) | 営業利益(百万USD) | 当期利益(百万USD) | EPS(USD) |
| 2016年6月期 | 85,320 | 21,292 | 16,798 | 2.1 |
| 2017年6月期 | 89,950 | 22,632 | 21,204 | 2.71 |
| 2018年6月期 | 110,360 | 35,058 | 16,571 | 2.13 |
| 2019年6月期 | 125,843 | 42,959 | 39,240 | 5.06 |
| 2020年6月期 | 143,015 | 52,959 | 44,281 | 5.76 |
| 2021年6月期 | 168,088 | 69,916 | 61,271 | 8.05 |
| 2022年6月期 | 198,270 | 83,383 | 72,738 | 9.65 |
| 2023年6月期 | 211,915 | 88,523 | 72,361 | 9.68 |
| 2024年6月期 | 245,122 | 109,433 | 88,136 | 11.8 |
| 2025年6月期 | 281,724 | 128,528 | 101,832 | 13.64 |
| 2026年6月期(予) | 332,732 | - | 128,657 | 17.41 |
※2026年6月期はアナリスト予想
※2018年6月期は米国税制改革関連の一時費用影響あり
マイクロソフトは「巨大企業なのに、10年でEPSを約8倍にした」という
異次元の成長を続けています。
2018年6月期以前は、長くEPS成長がほぼない時代が続いていましたが、
2019年6月期以降、急激に利益成長しています。
理由は以下です。
✔ 1. Azure の営業レバレッジが効き始めた
クラウドは固定費が大きいので、売上が増えると利益が跳ねる。
✔ 2. Office のサブスク化(Microsoft 365)で利益率が上昇
売り切り → サブスクで粗利が爆増。
✔ 3. LinkedIn、GitHub、ゲーム事業など非Windows依存の収益が拡大
Windows企業から脱却。
■セグメント業績(2026/03 3Q売上)
| セグメント | 2025(百万USD) | 2026(百万USD) |
| Productivity and Business Processes(Office / LinkedIn) | 29,944 | 35,013 |
| Intelligent Cloud(Azure) | 26,751 | 34,681 |
| More Personal Computing(Windows / Xbox) | 13,371 | 13,192 |
| 計 | 70,066 | 82,886 |
成長をけん引しているのがIntelligent Cloudで、前年同月比30%伸びています。
特に、コンサル・サポート等除く、クラウド単体は、
巨大企業にもかかわらず40%成長という異例レベルの高成長が続いています。
今後もAI発展により、Azureや、Microsoft 365の成長が見込まれます。
■実はセキュリティ大手3社の一角
決算短信などを見ても、Microsoft のセキュリティ事業については個別に触れられていません。
しかし、総務省の資料によると 2024年のサイバーセキュリティ市場シェアは 6.0%で世界第3位 とされています。
Microsoft は Microsoft 365 E5 Security をはじめとする高度なセキュリティ機能を
Microsoft 365 や Azure と統合した形で提供しています。
→ Microsoft のセキュリティ売上は、Azure や Microsoft 365 に
組み込まれて計上されるため、決算資料では単独の項目として表示されません。
その一方で、総務省のデータが示す通り、
Microsoft のセキュリティ事業は近年急速にシェアを拡大しており、
Palo Alto Networks、Fortinet と並ぶ世界トップクラスのプレイヤー となっています。
※Windows、Microsoft 365、Azure と一体化して提供できる点が Microsoft の強みです。
サイバーセキュリティ市場は今後も拡大が見込まれており、
私自身も注目している成長分野のひとつです。
参考ソース:総務省 2. 世界のサイバーセキュリティ主要事業者
■株価2年横ばいは妥当なのか
●なぜ株価横ばいか
① 2年前はOpenAI提携で「AI勝者プレミアム」が乗っていた
→ その後 Gemini や Claude が台頭し、
「AIは1強ではない」という認識が広がった
② 市場期待が高く、好業績でも株価が反応しにくい
→ 期待とのギャップで株価が重い
③ さらにAIデータセンター投資(CapEx)が巨大
→ 設備投資が年々増えていて、投資回収できるのかという不安
●妥当なのか
①AIで言うと1強ではないものの、依然としてトップグループ。
②PERで見ると2年前38倍、現在少し戻したが25倍、
当期利益が前年より下がった2023年6月期あたり(24倍)のPERと同水準。
現在は利益成長しているにもかかわらず、この水準。
③Microsoft の設備投資(CapEx)は、AIインフラ需要を背景に急増している。
2026年は1Q~3Qの累積で801.5億ドル実施しています。
一方で、バックログ(契約済みの将来売上)は
6,270 億ドル(約 99.5 兆円)に積み上がっている。
この関係を見る限り、私は 過剰投資ではなく、
需要に裏付けられた制御可能な投資サイクルと判断している。
これらを勘案し、私は安いと考えています。
■投資判断とまとめ
今後の設備投資額や、企業のCopilot導入数を注意して見ていくものの、
ハイパースケーラー大手かつ、サイバーセキュリティ大手企業でもあり、
今後の成長を期待しています。
私は、資金があまりないので、来年のNISA枠で買い増ししようと考えています。
Copilotちゃんがんばるんや!

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