買付日 : 2025/03
数量 : 300株
取得単価 : 1,804.33円
■マツオカコーポレーションとは?
アパレルOEMメーカー。
日本(広島県福山市)に本社機能があり、
生産拠点は中国、ミャンマー、バングラデシュ、インドネシア、ベトナム。
2017年12月 東証一部上場
2023年10月 プライムからスタンダードへ移行
※プライム上場維持基準である流通株式時価総額100億円以上を満たせず
■(株)マツオカコーポレーション(東証STD、9513)の主な指標(2025/7/25現在)
● 株価 :1,833円
● PER : 6.37倍
● PBR : 0.50倍
● 1株配当(予想) : 90円
● 配当利回り(予想) : 4.91%
● 時価総額:193.0億円
■購入理由
マツオカコーポレーションは、2025/3/7(金)に株式売出しのお知らせを発表しました。
狙いは、市場に流通する株式を増やして投資家が売買しやすくするためです。
売出しを行う株主は広島銀行や日本政策投資銀行等です。
この発表により株価が100円程下がったため、チャンスと思い購入しました。
※2025/3/25に既に受渡済み
前向きな理由だったので、株価はすぐ戻ると思いましたが、
現在1,833円とあまり戻ってません。。
2025年3月期の営業利益が前年より下がっていることが
原因の一つになっていると疑っています。
これは、「業績の推移と今後の見通し」で詳しく解説しますが、
私は問題ないと考えています。
購入資金は、銘柄入替のため、持ち株を売却して作りました。
■株主還元(配当方針)
「2025年3月期 決算説明資料」より
事業の持続的成長のための新規投資や、財務の健全性、
経営環境の変化に耐え得る経営基盤充実のための
内部留保とのバランスを総合的に考慮しながら、
連結配当性向30%を目安に経営成績に応じた配当を行う
■配当推移
年度 | 配当(円) | 配当性向 |
2018年3月 | 40 | 16.3% |
2019年3月 | 50 | 14.7% |
2020年3月 | 40 | 34.1% |
2021年3月 | 40 | 14.4% |
2022年3月 | 40 | 70.1% |
2023年3月 | 40 | 23.5% |
2024年3月 | 50 | 20.3% |
2025年3月 | 90 | 34.7% |
2026年3月(予) | 90 | 31.3% |
※配当は期末のみ
2020年のコロナ禍では一時減配しましたが、それ以降は安定して推移しており、
増配傾向も見られます。
配当性向も、おおむね目安の30%前後で推移しており、
無理のない範囲で株主還元を行っていることが伺えます。
■業績の推移と今後の見通し
年度 | 売上(億円) | 営利 | 経常 | 当期利益 |
2017年3月 | 518 | 41.2 | 40.7 | 25.5 |
2018年3月 | 578 | 37.8 | 35.3 | 21.8 |
2019年3月 | 634 | 33.6 | 32.5 | 33.9 |
2020年3月 | 571 | 26 | 25.2 | 11.8 |
2021年3月 | 539 | 45.6 | 40.7 | 27.6 |
2022年3月 | 511 | 1.81 | 10.4 | 5.59 |
2023年3月 | 628 | 0.67 | 32 | 16.8 |
2024年3月 | 602 | 7.92 | 44.9 | 24.6 |
2025年3月 | 706 | 4.33 | 42 | 26 |
2026年3月(予) | 740 | 25 | 47 | 30 |
2025年3月期について、
一見、営業利益が減少していますが、これは円高による為替差損の影響です。
実質的な本業の儲け(為替調整後営業利益)は前年より増えており、
心配は少ないと判断しています。
これが営業外収益に含まれ、経常収益は増えるものの、前年より少し減少しています。
経常収益が前年より少し減少している原因は、有価証券報告書によると、
借入金増加に伴う支払利息増加等が影響しているようです。
純利益の増加理由については、主に前期発生していた固定資産減損が発生していないためです。
2026年3月期の予想は、
堅調な受注を背景に、新設した工場を中心とした生産キャパシティの拡大を進めることで、
生産体制を強化し、前期比増収増益を見通すとのことです。
業績推移をみると、売上は緩やかに増えており、利益も直近は堅調です。
また、IRBANKで確認できる2013年3月期以降で、赤字はありません。
※次回の決算発表予定日は、2025年8月7日(3月期1Q)です。
■財務状況はどうか?
自己資本比率51.8%、利益剰余金266億円、有利子負債150億円。
自己資本比率が50%以上あり優良です。
■今後の投資方針とまとめ
今後も業績を確認しながら、今のところ配当を楽しみに、
長期でじっくり保有していく予定です。
為替や地政学リスクがあるものの、生産地のシフト等で柔軟に対応し、
健闘している印象です。
各国の工場でサステナビリティも配慮しており、応援しています。
この記事が少しでも役に立てば嬉しいです!
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