■投資状況
●買付日 :2025/03
●数量 :100株
●取得単価:4,445円
■会社概要
近畿圏(関西圏)を中心に分譲マンションを手掛ける企業です。
販売だけでなく、ビル・民泊物件開発から管理・仲介・アフターサービスまで
一貫した事業体制を持っています。
森トラストの連結子会社であり、グループの安定基盤も魅力です。
■エスリード(株)(東証PRM、8877)の主な指標(2025/10/10現在)
● 株価 :5,270円
● PER : 7.59倍(割安水準)
● PBR : 1.11倍(妥当な水準)
● ROE : 14.62%(高水準で効率的)
● 1株配当(予想) :210.0円
● 配当利回り(予想) :3.98%(高配当)
● 時価総額:815億円(中堅規模)
高配当ながら、PERは割安水準、ROEも効率的に利益を生み出せています。
●同業比較
コスモイニ(8844) | 明和地所(8869) | 日神GHD(8881) | エスリード | |
PER(予) | 6.71 | 8.42 | 12.14 | 7.59 |
PBR | 0.85 | 0.67 | 0.41 | 1.11 |
ROE | 12.67% | 7.96% | 3.38% | 14.62% |
配当利回り(予) | 2.95% | 4.32% | 3.85% | 3.98% |
同業と比べると、配当利回りが高めでROEが優秀という特徴があります。
バリュー株の中でも「高収益・高還元」を両立している点が光ります。
■株主優待
権利確定月 3月末日
カタログギフト
100株以上 3,000円相当
100株の場合、配当+優待の利回りが4.55%となります。
優待では、福島産のパックごはん(180g×12個)を選びました。
早速いただきましたが、ふっくら美味しく、日持ちもするので重宝します。
選ぶことで少しでも復興支援につながると思うと、うれしい気持ちになります。

■配当金推移
年度 | 中間(円) | 期末(円) | 合計(円) | 配当性向(%) |
2017年3月期 | 12.5 | 12.5 | 25 | 12.4% |
2018年3月期 | 12.5 | 17.5 | 30 | 10.7% |
2019年3月期 | 17.5 | 17.5 | 35 | 12.1% |
2020年3月期 | 20 | 20 | 40 | 12.2% |
2021年3月期 | 20 | 20 | 40 | 13.7% |
2022年3月期 | 20 | 20 | 40 | 11.4% |
2023年3月期 | 40 | 50 | 90 | 22.6% |
2024年3月期 | 60 | 90 | 150 | 30.8% |
2025年3月期 | 85 | 100 | 185 | 30.6% |
2026年3月期(予) | 105 | 105 | 210 | 30.3% |
近年は増配傾向が続いており、配当性向にもまだ余裕があります。
安定成長とともに株主還元を重視する姿勢が見てとれます。
■業績推移
年度 | 売上(億円) | 営利(億円) | 当期利益(億円) |
2017年3月期 | 393 | 51.3 | 31.1 |
2018年3月期 | 483 | 67.5 | 43.1 |
2019年3月期 | 572 | 71.7 | 44.7 |
2020年3月期 | 616 | 79.5 | 50.7 |
2021年3月期 | 690 | 70.2 | 45.1 |
2022年3月期 | 746 | 86.6 | 54.3 |
2023年3月期 | 799 | 94.8 | 61.5 |
2024年3月期 | 803 | 116 | 75.2 |
2025年3月期 | 948 | 145 | 93.3 |
2026年3月期(予) | 1100 | 180 | 107 |
●2025年3月期:マンション販売・引渡の好調に加え、
周辺事業も伸長し、過去最高の売上・利益を達成。
●2026年3月期:さらに過去最高更新を予想。
売上・利益ともにきれいな右肩上がりの成長トレンドです。
2026年3月期1Q(2025/7/31発表)
●売上:前年比 ▲25.1%
●営業利益:前年比 ▲35.4%
●純利益:前年比 ▲40.9%
一見減益ですが、引渡し時期の偏りによる一時的な要因で、
通期では過去最高の見通し。特に懸念する内容ではありません。
次回2Q決算は10月31日発表予定です。
■財務状況(2025/3期)
●自己資本比率:32.4%
●総資産:2270億円
●純資産: 735億円
●有利子負債:1396億円
自己資本比率は2019年の63.1%をピークに低下していますが、
これは事業拡大フェーズと見られます。
不動産業界平均(約30%)と比べると、ほぼ標準的な水準です。
一方で、ROEが高水準を維持しているため、
資本効率を意識した経営が行われていると考えられます。
なお、不動産含み益は約8億円と控えめです。
(参考:東京建物 約5,200億円、ヒューリック 約3,700億円)
■投資判断とまとめ
金利上昇や建築費高騰といったリスク要因はあるものの、
エスリードは堅実なマンション事業+高還元政策が魅力です。
今後の成長を楽しみに、
高配当&優待を受け取りながら長期保有していきたいと思います。
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