ヤマウHDは、高配当・低PER・財務健全を兼ね備えたインフラ関連銘柄です。
公共事業中心のため景気の影響を受けにくい一方、
東証スタンダード市場で時価総額が小さいこともあり、
割安に放置されている印象があります。
■保有状況
買付日 : 2025/03
数量 : 100株
取得単価 : 1,723.5円
■ヤマウHDとは
ヤマウHDは、インフラ維持・補修を中心に、
公共事業に強みを持つ企業です。
以下の6つのセグメントを展開
●コンクリート製品製造・販売事業
●水門・堰の製造及び施工並びに保守事業
●地質調査・コンサルタント業務及び土木工事事業
●コンクリート構築物の点検・調査、補修工事事業
●情報機器の販売及び保守事業
●橋梁、高架道路用伸縮装置の製造・販売・設置工事事業
■ヤマウホールディングス(株)(東証STD、5284)の
主な指標(2026/7/23現在)
● 株価 :2,226円
● PER :5.99倍
● PBR :0.97倍
● ROE :16.19%
● 1株配当(予想):112円
● 配当利回り(予想):5.03%
● 時価総額:140.3億円
PBR1倍割れは、インフラ系企業に多い
低評価セクターの特徴でもありますが、
ROE16%を維持できている企業としては割安感が強い水準です。
もし今後PBR1倍を超える評価を受けるようになれば、
株価上昇の余地も期待できます。
通常、ROEが15%を超える高効率経営の企業は
PERも高くなりやすいですが、
ヤマウHDはPER約6倍と放置されています。
時価総額が小さいため出来高は少なく、
流動性には注意が必要です。
■配当金推移
| 年度 | 期末 | 配当性向(%) |
| 2017年3月期 | 6 | 7.2% |
| 2018年3月期 | 11 | 10.6% |
| 2019年3月期 | 11 | 13.4% |
| 2020年3月期 | 13 | 10.9% |
| 2021年3月期 | 42 | 20.7% |
| 2022年3月期 | 65 | 26.0% |
| 2023年3月期 | 65 | 30.0% |
| 2024年3月期 | 86 | 30.3% |
| 2025年3月期 | 119 | 30.2% |
| 2026年3月期 | 110 | 30.3% |
| 2027年3月期(予) | 112 | 30.2% |
※中間配当はなく期末配当のみ
配当方針は、
財務の健全性を前提としながらも、
連結配当性向30%程度を目安に
業績に応じた配当を実施する
●利益が減少すれば減配の可能性はありますが、
配当性向30%前後を維持する方針のため、
利益が大きく崩れない限り急激な減配リスクは
比較的小さいと考えています。
●予想配当金より、実績では多く配当金を出す年が
多い傾向があります。
■業績推移
| 年度 | 売上(億円) | 営利(億円) | 当期利益(億円) | EPS(円) |
| 2017年3月期 | 217 | 4.96 | 3.77 | 82.97 |
| 2018年3月期 | 227 | 5.3 | 5.53 | 103.74 |
| 2019年3月期 | 241 | 8.56 | 5.01 | 81.98 |
| 2020年3月期 | 231 | 11.4 | 7.32 | 119.7 |
| 2021年3月期 | 267 | 18.7 | 12.4 | 203.15 |
| 2022年3月期 | 195 | 22.3 | 15.3 | 249.53 |
| 2023年3月期 | 185 | 20 | 13.2 | 216.41 |
| 2024年3月期 | 197 | 25.8 | 17.4 | 283.89 |
| 2025年3月期 | 228 | 35.7 | 24.1 | 393.61 |
| 2026年3月期 | 212 | 35.4 | 22.1 | 363.6 |
| 2027年3月期(予) | 222 | 35.2 | 22.5 | 371.36 |
売上は横ばい傾向ですが、
2021年3月期頃から営業利益率が大きく伸びています。
これは、単価上昇(業界トレンド)と、
原価率改善の取り組みによるものです。
建設業界では慢性的な人手不足が続いており、
人件費や工事費の上昇に伴って製品価格や工事単価も上昇しています。
建設業界の人材不足は構造的なので、
単価上昇は今後も続く可能性が高いと見ています。
中期経営計画ではM&Aや維持・補修分野の拡大にも取り組んでおり、
中長期的な成長も期待しています。
■財務状況(2026/3期)
●自己資本比率:61.2%
●総資産:225億円
●純資産:138億円
●有利子負債:31億円
自己資本比率は61.2%、有利子負債は31億円と
利益水準を考えても十分管理できる範囲で、
財務面に大きな不安はありません。
■投資判断とまとめ
ヤマウHDは、公共事業に依存する割合が高く、
国及び地方公共団体の建設投資規模や重点投資分野変動により
業績に影響を及ぼす可能性があります。
一方で、景気の影響を受けにくく、
既に高配当で財務状況も良好です。
私は、株価の大きな値上がりよりも、
配当を受け取りながら長期保有する銘柄として期待しています。
・高配当で財務健全な銘柄を好む人
・公共インフラ系の安定業績を求める人
こういった方には向いている銘柄だと思います。

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